コインチェックNFTとは?
他のNFTマーケットとの違いは?
コインチェックNFTとは、国内仮想通貨取引所のコインチェックが運営する国内初のNFTマーケットプレイス。
最大の特徴は、取引する際のガス代(ネットワーク手数料)が必要ない点です。
OpenSeaといった海外マーケットはガス代が必要となり、別のNFTを購入したり暗号資産の投資に回せたりするぐらいの手数料がかかることもあります。
本記事では、コインチェックNFTの特徴を3つ紹介するほか、主な取扱商品を10個まとめました。
最後まで読めば、コインチェックNFTの特徴を理解したうえで、安心してNFTの売買ができるはずです。
1.コインチェック(Coincheck)NFTとは?【国内初のNFTマーケットプレイス】
コインチェックNFTとは、国内初のNFTマーケットプレイスのことです。
下図のようにユーザー同士でNFTと暗号資産の交換をおこなえるため、うまく取引できれば安く価値のあるNFTを購入できます。
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現実世界に置き換えるなら「フリーマーケット」をイメージすると良いでしょう。
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また、国内のNFTマーケットプレイスなので、OpenSeaのように英語表記のものに比べて扱いやすいのも嬉しいポイントです。
「英語が苦手」「海外サイトを扱うのに抵抗がある」などと感じている人でも安心して利用できます。
コインチェックの口座を持っていれば誰でも利用できるので、仮想通貨の保有と合わせて、NFTの出品・購入まで楽しめます。
なお、運営元のコインチェックの評判が気になる方は、下記を参考にしてみてください。
※参考:コインチェック
NFT(Non Fungible Token)とは、デジタルデータの所有を可能にする技術のことです。
正確には、ブロックチェーンと呼ばれる技術を使い、コピーが容易にできるイラスト・音楽などのデジタルデータに対して、ユニークさ(唯一性)を担保する「鑑定書・証明書」が付いているとイメージすると良いでしょう。
例えば、人気のデジタルイラストがコピーによって世界中にばらまかれても、NFTとして発行していれば、本物か偽物かを見抜くことができます。
唯一無二の1点ものだと証明できるため、コンピュータで作成したイラストなどに資産的な価値を持たせられることから、NFTは注目されています。
なお、ブロックチェーン技術については次のコラムで詳しく解説します。
2.コインチェック(Coincheck)NFTの特徴3選
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コインチェックNFTの特徴は、下記3つです。
冒頭でもお伝えしましたが、コインチェックNFTはガス代が必要ない点が大きな特徴であり、メリットです。
また、運営元のコインチェックは金融庁に登録していることもあり、NFTマーケットも安心して利用できます。
コインチェックNFTの3つの特徴を把握して、利用するかどうかの判断をしていきましょう。
2-1.取引する際のガス代(ネットワーク手数料)がかからない
コインチェックNFTはオフチェーンのため、ネットワーク手数料のガス代を支払うことなくNFTの売買ができます。
オフチェーンは下図のように、最初と最後の取引だけブロックチェーンに記録し、一連の処理を記録(トランザクション)しないため、ガス代が必要ありません。
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たとえ、ガス代が数百円であっても少額決済を繰り返せば、手数料はかさんでしまうものです。
場合によってはガス代だけで、別のNFTを購入できてしまうこともあります。
コインチェックNFTなら、OpenSeaのような海外マーケットを利用するよりも、余計な費用をかけずにNFTの売買が楽しめます。
ブロックチェーンとは、取引情報を「ブロック」と呼ばれる単位で記録し、そのデータは1本のチェーン(鎖)のように連結して保管されています。
なお、「ブロック」は箱をイメージすると良いでしょう。
ブロックチェーンを一言でいうなら「全世界でデータを共有する技術」です。
現在多くの情報システムは特定のサーバーを中央に置いて管理されています。中央集権型と呼ばれ、セキュリティや災害リスクに弱い一面があります。
一方で、ブロックチェーンは特定のサーバーを持たず、全取引データをみんなでチェーンのように繋げて共有するので、一部のデータが損なわれたとしても再生できる仕組みになっています。
中央集権型の弱みをカバーできる技術として、ブロックチェーンは注目されています。
2-2.「暗号資産交換業」に登録されている
運営元のコインチェックは、金融庁の「暗号資産交換業」に登録されています。
暗号資産交換業とは、金融庁・財務局の登録を受けた暗号資産を扱う事業者のこと。
近年では、暗号資産が注目されるようになりましたが、年間3,000件前後で暗号資産に関する相談が国民生活センターに相談があると発表。
トラブルを避けるために、消費者庁・金融庁・警察庁は、暗号資産交換業に登録されている業者を利用するよう呼びかけています。
したがって、暗号資産交換業に登録されているコインチェックなら、安心して利用できると言えるでしょう。
2-3.コインチェックで扱っている仮想通貨でNFTの売買ができる
コインチェックNFTは、仮想通貨取引所のコインチェックが扱っている、10種類以上の仮想通貨を売買に利用できます。
一方で、他のNFTマーケットの多くは、イーサリアムといった数銘柄しか扱えないケースがほとんどです。
コインチェックNFTなら取引所と一体化しているため、柔軟に暗号資産が使えるでしょう。
3.コインチェック(Coincheck)NFTの主な取扱商品9選
コインチェックNFTの主な取扱商品を下表にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
取扱商品 | 概要 |
---|---|
CryptoSpells (クリプトスペルズ) | ブロックチェーンを利用した トレーディングカードゲーム |
The Sandbox (サンドボックス) | 仮想空間上(メタバース)に土地や作成した アイテム・キャラクターなどを作成できる ユーザー主導のゲームプラットフォーム |
Sorare (ソラーレ) | リアルなサッカーの試合の戦績が スコアに反映されるサッカーカードゲーム |
Meebits (ミービッツ) | 限定コミュニティに参加できたり 仮想空間で動かせたりできるNFTプロジェクト |
Decentraland (ディセントラランド) | 仮想空間で展開されるゲームなどを楽しめる メタバースプラットフォーム |
Art Blocks (アートブロックス) | ジェネラティブアート(自動生成されたアート) を扱う、NFTプラットフォーム |
Generativemasks | 日本発のジェネラティブアートで リロード(画面の更新)するたびにマスクが 自動的に生成されるNFTプロジェクト |
TSUBASA NFT | TSUBASA NFTを購入すると『キャプテン翼』の原作者 高橋陽一氏の書き下ろしサッカーボール が自分と世界の子どもたちに届く |
Otherside | 自由度の高い仮想空間(メタバース)プラットホーム |
4.コインチェック(Coincheck)NFTの始め方
コインチェックNFTの始め方は、下記の通りです。
- コインチェックのアカウントを開設する
- 日本円を入金する
- 暗号資産(仮想通貨)を購入する
- コインチェックNFTにログインする
- NFTを購入する
コインチェックの口座を開設していない人は、本記事をきっかけに登録しましょう。
口座開設は本人確認などの手続きが必要となり、申し込みから一定の時間が必要です。
申し込みが混雑していると手続きに時間がかかるかもしれないので、待っている間に「欲しかったNFTが売れてしまった」とならないためにも、5分程度で終わる口座開設だけ先に済ませておきましょう。
以下の記事でコインチェックの始め方を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ|国内マーケットのコインチェックNFTなら安心して売買ができる!
本記事では、コインチェックNFTの概要や3つの特徴などについて詳しく解説しました。
コインチェックNFTは、国内初のNFTマーケットなので、安心・安全に売買できます。
また、ガス代(ネットワーク手数料)がかからないため、余計な費用をかけずにNFTを楽しめるのは嬉しいポイントではないでしょうか。
NFT初心者や海外マーケットの扱いづらさに悩んでいる人は、コインチェックNFTの利用がおすすめです。
まずは、金融庁に登録しているコインチェックに登録して、暗号資産の準備から始めてみてください。
コインチェック(Coincheck)NFTに関するQ&A
- コインチェックNFTにアプリはありますか?
- コインチェックのアプリからコインチェックNFTを利用できます。
ただし、「iOS」はまだ対応していなません。
参考:コインチェック
- NFTアートとはなんですか?
- NFTアートとは、ブロックチェーン技術を活用した「唯一無二の一点者」のアート作品のことを指します。
- NFTはどうやったら稼げますか?
- NFTの稼ぎ方は「NFTを転売する方法」と「自分で作成したNFTを出品する方法」などが挙げられます。なお、転売方法は下記で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。